蓮の花で癒される棲眞寺

今回は三原市大和町平坂にある『応海山棲眞寺』を訪れました。鎌倉時代より続く古刹で源頼朝の娘で土肥(小早川)遠平の妻、天窓妙仏の菩提として創建されたお寺だそうです。春は桜がとても綺麗とのことですが、この時期は蓮の花が見頃ということで、なかなかお目にかかれない蓮の花で心癒されたいと思います。

広島新四国八十八ヶ所霊場 臨済宗妙心寺派 棲眞寺

まずは本堂に参拝を。県重要文化財指定の「木造二十八部衆立像13体」市重要文化財指定「木造千手大悲観音菩薩立像」が保管されており一人拝観料200円で拝観出来るそうなんですが…今その期間ではないようで残念。鎌倉時代の作品だそうで機会があれば是非拝んでみたいものです。

↑風鈴の音と池の鯉が涼しさを演出

↓霊験あらたかなお地蔵様。私もお願い事して持ち上げてみました・・・・・持ち上がったということは願い事は成就されるということでいいのかな。

淡いピンクの蓮の花

参拝をすませて本堂正面にある蓮池へ。

展望デッキっぽいものが造られていて、そこから蓮池を見渡すことが出来ます。蓮の花に囲まれて気分はちょっとした涅槃…まぁ死んだことないんでわかんないんですけどね(´ε`;)

緑の葉の間からスッと伸びた淡いピンク色の美しい花。7月下旬から8月上旬まで、それも朝7時頃から9時頃までしかみられないレアな蓮の花。泥の中で育ってもこんなきれいな色の花を咲かせ、咲くと同時に実をつけるちょっとかわった特性もあって凄く神秘的な雰囲気を感じられました。

茅葺屋根の写経堂

本堂から2~3分歩いたところにある写経堂。茅葺屋根が立派だけど建物自体は素朴、このなかで心静かに写経に励むんですね。しかし…こんな昔ながらの屋根も修繕してくれる人がいてこそ保存が可能で、そのためにも伝統や技術の継承は必要ですよね。

棲眞寺山からみるスカイアーチ

展望台からみるフライトロードの広島空港大橋 『スカイアーチ』。橋長800mアーチ支間は380mで広島県三原が誇る日本一のアーチ橋!よく見たら真下に民家やら道路や線路があるんですよ、ネジとか落ちてきたらと思うと怖いですよね…でも安心『自走式移動防護工』とやらを日本で初めて採用、アーチ下を尺取り虫のように移動して事故防止に努めているようです。

 

迫力満点のアーチ橋と心癒される蓮の花を観ることが出来る棲眞寺

棲眞寺は桜の名所でもあり4月の桜の時期には『棲眞寺まつり』を開催しているそうで、今度は桜の賑やかな時期に行ってみたいと思います(その時には文化財も拝観できればいいなぁ)。

棲眞寺山にはキャンプ場もあるのでファミリーで、今流行りのソロキャンプでも楽しんでみてはいかがでしょう。

2021年08月23日