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御調八幡宮のホタル観賞

梅雨の晴れ間を狙って今回は三原市八幡町にある御調八幡宮を訪れました。
この時期ここではホタルが創り出す幻想的な風景を観察しようとやってくる人も多く、私も久しぶりにホタルを観賞しようとやってまいりました。


まだ明るいうちに御調八幡宮を散策。駐車場からすぐに朱色の清明橋がみえますが木々が生い茂って殆ど隠れてしまっていますね…まぁ草木が元気な時期ですし仕方ないですね。


神社で飼っている猫さん。茂みから出てきたときはちょっとびっくりしました(;'∀')


階段を上っていくと見えてくる威容を誇る楼門。近くで見るとさすが1200年以上の歴史のある神社だけに立派な門構えと圧倒されますね。
ここ御調八幡宮は日本史上の大事件でもある「宇佐八幡宮神託事件」に少しだけ関りがある神社。
奈良時代の天皇即位を企てた僧・弓削道鏡を阻止した和気清麻呂の姉、和気弘虫姫が宇佐八幡宮の祭神を神護景雲3(769)年に勧請し清麻呂の雪冤を願ったことを創祀といわれております。


森に囲まれひっそりと佇む社、豊臣秀吉が三原を訪れた際ここに立ち寄り参拝したとのこと。その時、桜を手植えしたそうなんですが、今では残念なことに枯れてしまい切り株を残すのみとなっているそうですが…知ってはいたんですが境内のどこにあるかわかりませんでした…Orz


境内に聳え立つご神木。

近くから見上げる御神木、真直ぐ高く伸びる姿に神々しさを感じます。
写真には撮ってないんですが玉が埋まっているような形のコブがあって、何だかご利益がありそうなんで賽銭を納めて軽く触れさせて頂きました。
※神木に近づく時は足元に注意して根を踏まないように、触る時は樹皮を傷つけないようにしましょうね。


風情を感じさせる参道、苔むした石灯籠がいい味出してます。


広島県の天然記念物に指定されている希少な椎の天然木からなる社叢。
中は椎の木が生い茂っており薄暗く足元も落ち葉や枝で歩きにくいので注意。


八幡宮横を流れる川上流の小さなダム。(゜o゜)な感じで愛嬌がありますね。


御調八幡宮は、やはた川自然公園内にあって春は桜に秋は紅葉の美しい姿を見ることが出来ます。
三原では紅葉といえば佛通寺ですが、ここも負けず劣らぬ紅葉の観賞スポットです。


森林公園や境内を散策しながら時間をつぶし20時ごろになると辺りは真っ暗になり、そろそろホタルが飛び交う時間帯なんですが…数が少なく疎ら…どうやらピークは去ってしまっていたようで、丁度犬の散歩をしていた宮司さんにお話をきいたところ、先週ぐらいがピークで例年より早かったとのことで今回は非常に残念な結果となりましたが、来年はホタルが乱舞する光景を見させてもらいます。

↓かろうじて収めることが出来た蛍の光跡

春は桜、秋は紅葉。古の歴史と自然のパワースポット『御調八幡宮』

この辺りでは、秋は佛通寺に春は筆影山竜王山と一番には名前が出ない所ではありますが、新旧の桜が楽しめ境内や自然公園を彩る紅葉と、他に負けない魅力のある『御調八幡宮』。奈良時代から続く歴史に思いを馳せるも良し、椎の原生林をはじめ自然公園を散策しながら心身のリフレッシュとパワーを充填できる名所でもありますので、四季折々の御調八幡宮に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

2023年07月10日

2023年 黒滝山元旦登拝

相も変わらずコロナウィルスは影をひそめることもなく流行を拡大させておりますが、性質の変化やワクチンの普及のおかげで規制がどんどん緩和され、地域の各種イベントも例年通りに開催されるようになってきましたね。お陰で今年の「黒滝山元日登拝」もコロナ流行前の規模、スケジュールで開催されることになりました。


今年も早めに登頂して会場の準備のお手伝い、じっとしてても寒いだけだし準備をしてると自分も運営に参加してる感がして楽しさが↑↑しますね。

↑事前に伐採していた枝や落ち葉を使って焚火。火力が安定するまで目が離せない…今回は火の着きが悪くて気が付いたら消えてる、それを×3缶ぐるぐる回って火の番。

↓今年はローカルテレビの取材付き。でも何年か前は女性レポーターもきてインタビューとかしてたんですけどね…。


準備がひと段落してちょっと休憩してたら開幕の時間。
まず初めにこのイベントを主催する「黒滝山を愛する会」会長さんの挨拶。
イベントが一年途切れただけで今年も開催してくれる、ほんとに感謝です。

↑今年は竹原市の今榮 敏彦市長が登拝に来られてました。なんでもこの方も「黒滝山を愛する会」の会員さんのとのこと。挨拶では竹原市が抱えている問題やこれからのこととか少しばかり話をしておりましたが、三原市も同じような悩みを抱えてるので他人事じゃないんですよねぇ…お互い元気になれるような市政をとっていただきたいものです。


振る舞い酒用の酒樽が入場、担いでるは今年厄年を迎える地元の方々。
最近は色々あって樽の中身は空だったそうなんですが、今年から再び中身が入った状態で担ぎあげたそうです。お疲れ様です(;´・ω・)


鏡開きを行った後は振る舞い酒と各種あったか飲み物でちょっと一息、その間に獅子舞の準備。
昨年は大人が演じる獅子舞のみ舞台上ということで少し離れた所から見物だったんですが、今年は例年通り広場で獅子を取り囲む感じで見物することができ子供獅子舞も復活。

獅子舞が終わるころには辺りが明るく日の出間近。

東の空の色が変わってきました・・・もう間もなく太陽の姿が見えてきそうです。


太陽が姿を現すと会場のあちらこちらから歓喜の声、ご来光と共に皆「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」の三唱で2023年の初日の出をお祝い。
270m程度とは言え、汗をかいて登って見る初日の出は格別でご利益ありそう。

↓黒滝山から見渡せる忠海の町と瀬戸内の島並と忠海港からの朝日。防波堤の上で海鳥が羽休め、この子たちも初日の出を見てたのかな?

コロナウィルスもいよいよ感染症法上5類に移行されることになりました。様々な制約が無くなりインフルエンザと同等の扱いとなりコロナ禍に一区切りをつけることができそうです。とは言えコロナウィルスの存在は今迄通りです、自身でできる対策で身を守り今年も無病息災で楽しく過ごしていきたいと共に世界では戦火で苦しんでいる人たちもいます、そんな不幸が早く終息することを旭日に祈り黒滝山を転ばないように下山、帰っておせちと雑煮だ。

2023年01月06日

紅葉と日本庭園「三景園」

今回の三原散歩は三原市本郷町、広島空港の建設を記念し空港に隣接して造られた「三景園」
広島県の山・里・海をモチーフとした築山池泉回遊式庭園。11月紅葉の時期は「もみじまつり」が開催されており、夜はライトアップで幻想的な紅葉と庭園を散策できるイベントも行っています。


正門をくぐって最初に目の前に広がるのは瀬戸内海をモチーフとした「大海」。橋と中島郡が瀬戸内のしまなみを表しており、その大海ではたくさんの鯉が出迎えてくれます。

 

11月上旬でしたがいい感じに色鮮やかな紅葉が早速目に飛び込んできました。
趣のある家屋と紅葉時々鯉、なかなかいい写真が撮れたと思う。


老朽化のため架け替え工事が無事終了し新しくなった「太鼓橋」

三段の滝ともみじ谷

大海をひと回りして次は秋のエリア「もみじ谷」へ。
紅葉といっても紅だけじゃないんですよね。それぞれ違う色が混在して色鮮やかな秋の景色を演出、滝見台から見る三段の滝と紅葉の共演は最高でした。

三景園名物『ハートマークの鯉』を探せ!

大海で泳いでいるたくさんの鯉、その中で話題となっている鯉が一匹。体の模様の一部がハートマークに見える鯉がいるとのこと。その鯉を探すために一袋100円で売っている鯉の餌を購入、鯉を集めて見つけ出してみせます。

撒き餌につられて集まる鯉たち、一か所に集めると分けわからないことになるんで適当に散らしながら観察・・・すると

いました!件のハートマークの鯉‼もう一袋いるかなと思ってたんですが存外早く見つかりこっちはラッキーなんですが、鯉たちはおかわりをもらい損ねてアンラッキー…。ちなみに鯉の餌は冬になると食いが悪くなるんで販売してないようです。あとこの子に因んだお守りとかも販売されていますよ。


空港に隣接しているので三景園の高台からは広島空港の管制塔が見えます。
三景園を堪能したのち飛行機を見に広島空港へちょっと寄り道。

離陸前チェックリストコンプリート!いざ滑走路へタキシング、整備関係者に見送られ出発。

ぐんぐん加速していき決心速度…V1!

ローテーション!

あっという間に小さく見える飛行機…さよなら~良い空の旅を(^_^)/~


四季それぞれの見所で心を癒す『三景園』

ここ『三景園』は庭園を回遊しながら四季の花や草木を楽しめるようになっており、季節ごとの風景を楽しめ来園する都度違った顔を見せてくれます。是非季節ごとの三景園を楽しんで見てはいかがでしょう。
あと三景園や空港施設付近にはクリームパン等で有名な『八天堂』の製造工場と販売店、カフェもあり自然に囲まれスィーツを嗜む、そんなゆっくりとした時間も楽しむことも出来ますしバーベキューやコテージ型宿泊施設等老若男女問わず楽しめる公園となっておりますので、是非皆さんも自然に囲まれた開放的な環境でリフレッシュしてみてはいかがでしょう。

2022年11月14日

運気上昇?昇雲の滝

今回の三原スポットは癒しと感動を求めて滝見物。

広島県内4番目高さ51mとのこと、なかなかのスケールなようで楽しみですね。


駐車場から滝へ向かうとすぐに分岐。まずは遠目から滝の姿を拝見しようと滝見台へ。


分岐からすぐに滝見台に到着。しかしながら木が生い茂ってしまい見事に滝が隠れてしまっています(;´Д`)


↓滝見台からは他にも何かの動物に見える奇岩も見ることができます…よく観察してみましょう何かの動物の顔にみえるでしょ。


↓滝壺までは細い道や凸凹の山道が続くので歩きやすいトレッキングシューズなどがお勧め。

岩から岩へ飛び移りながら滝壺に到着!(落ち葉とか苔で滑りやすくなっている所もあるんで注意)


マイナスイオンと音で癒し空間独り占め!

静かな森の中勇壮に流れ落ちる滝、広い滝壺に木々の囲まれた神秘的で癒される空間。

滝の流れ落ちる水音はリラクゼーション効果があるとのこと、何でも1/fノイズが心を癒してくれるそうでちょっとここで昼寝でもしたい気分になりますね。

滝口も見たかったんですが、さすがにそこまで道はないようです。

緑色の滝壺の水、それほど深くないように見えましたが…昔から滝壺には主がいると言われていますから主を驚かさないように水遊びはやめときましょう。
陽が当たると水面がとても美しく輝いて周りの景色と相まって幻想的な光景が広がっていました。

 

渓流沿いをウォーキング

佛通寺側からの散策路途中にある「夫婦岩」アングルを変えてみると間に子供がいるみたいに見える…見えない?

↑↓渓流沿いを歩いていると小さな滝や奇岩が所々にあったりと探して歩くと自然が創り出した美術館みたいで面白いですね。ゆっくり観察していきたいところなんですが…止まっていると蚊が纏わりついてきて鬱陶しい。虫除けはしているんですがどうも根性のある奴が多いようで虫除けを突破してくる蚊もいたり。ほんとに山に入るときは虫除けと肌の露出は控えましょうね。

 

佛通寺にも近いので一緒に回ってみたい穴場癒しスポット

約4年前の豪雨災害によりこの昇雲の滝も土砂崩れなどの被害で立ち入りを禁止されていましたが復旧作業が完了し再び滝を間近に見ることができるようになりました。

佛通寺に近い場所にあるんですがここはあまりメジャーではないようで人が来ることも稀…存分に癒し空間を堪能できる穴場スポットとなっております。

2022年05月26日

今年は開催 2022年黒滝山元旦登拝

昨年は新型コロナウイルス流行のため中止となった黒滝山元旦登拝。今年の元日前後は感染者数も落ち着いていたので感染予防対策を行ってのイベント開催となりました。

私が初日の出を黒滝山で迎えるのも5回目になるかな。昨年はコロナの流行もあってイベントは無くただ日の出を迎える感じでしたが、今年は感染対策として少し内容を変更し例年通りの催しを行いました。ちょっとしたお祭りムードがあったほうが頑張って山登りした甲斐があるってもんですね。


まずは地元の方々で今年厄年を迎える若者達の登場。昨年が中止だった為昨年の厄年の方々も一緒に厄払い。


厄年の方々が担いできた酒樽の鏡開きが終われば次は獅子舞の番。例年なら広場で周りを囲む感じで子供の獅子舞と大人の獅子舞を観るのですが、今回は感染防止対策ということで舞台の上で大人の獅子舞のみでした。


↓厄年の方々をガシガシと噛んでもらって厄払い。

 

従来でしたら日の出まで催し物で時間を繋いでいたんですが、色々と短縮されて日の出まで時間が余ってしまいました…日の出までぜんざいにコーヒー、樽酒の振る舞いがあるので私はぜんざいをおかわりしながら時間つぶし。


だんだんと空が明るくなってきました。瀬戸内島並はやっぱいいもんですね。


お!朝日が差し込んできました。


雲が多くて見られるかどうか少し心配でしたが雲の隙間から新年最初の朝日を見ながら万歳三唱で締め括り。


何とか今年は開催された元日登拝。ですが年が明けると再びコロナウイルスの大流行となってしまいました。今年もまた色々と制限が付き不自由な一年になると思いますが、この病気との上手な付き合い方を考えてこの災難を乗り切っていきましょう。

↑停泊中の大久野島への連絡船。観光客が減って島のウサギさんも困っているそうで、早く落ち着いて観光客が戻ってきてほしい。

2022年01月27日

蓮の花で癒される棲眞寺

今回は三原市大和町平坂にある『応海山棲眞寺』を訪れました。鎌倉時代より続く古刹で源頼朝の娘で土肥(小早川)遠平の妻、天窓妙仏の菩提として創建されたお寺だそうです。春は桜がとても綺麗とのことですが、この時期は蓮の花が見頃ということで、なかなかお目にかかれない蓮の花で心癒されたいと思います。

広島新四国八十八ヶ所霊場 臨済宗妙心寺派 棲眞寺

まずは本堂に参拝を。県重要文化財指定の「木造二十八部衆立像13体」市重要文化財指定「木造千手大悲観音菩薩立像」が保管されており一人拝観料200円で拝観出来るそうなんですが…今その期間ではないようで残念。鎌倉時代の作品だそうで機会があれば是非拝んでみたいものです。

↑風鈴の音と池の鯉が涼しさを演出

↓霊験あらたかなお地蔵様。私もお願い事して持ち上げてみました・・・・・持ち上がったということは願い事は成就されるということでいいのかな。

淡いピンクの蓮の花

参拝をすませて本堂正面にある蓮池へ。

展望デッキっぽいものが造られていて、そこから蓮池を見渡すことが出来ます。蓮の花に囲まれて気分はちょっとした涅槃…まぁ死んだことないんでわかんないんですけどね(´ε`;)

緑の葉の間からスッと伸びた淡いピンク色の美しい花。7月下旬から8月上旬まで、それも朝7時頃から9時頃までしかみられないレアな蓮の花。泥の中で育ってもこんなきれいな色の花を咲かせ、咲くと同時に実をつけるちょっとかわった特性もあって凄く神秘的な雰囲気を感じられました。

茅葺屋根の写経堂

本堂から2~3分歩いたところにある写経堂。茅葺屋根が立派だけど建物自体は素朴、このなかで心静かに写経に励むんですね。しかし…こんな昔ながらの屋根も修繕してくれる人がいてこそ保存が可能で、そのためにも伝統や技術の継承は必要ですよね。

棲眞寺山からみるスカイアーチ

展望台からみるフライトロードの広島空港大橋 『スカイアーチ』。橋長800mアーチ支間は380mで広島県三原が誇る日本一のアーチ橋!よく見たら真下に民家やら道路や線路があるんですよ、ネジとか落ちてきたらと思うと怖いですよね…でも安心『自走式移動防護工』とやらを日本で初めて採用、アーチ下を尺取り虫のように移動して事故防止に努めているようです。

 

迫力満点のアーチ橋と心癒される蓮の花を観ることが出来る棲眞寺

棲眞寺は桜の名所でもあり4月の桜の時期には『棲眞寺まつり』を開催しているそうで、今度は桜の賑やかな時期に行ってみたいと思います(その時には文化財も拝観できればいいなぁ)。

棲眞寺山にはキャンプ場もあるのでファミリーで、今流行りのソロキャンプでも楽しんでみてはいかがでしょう。

2021年08月23日

新高山城跡見学…登山でした

今回の地元旅は、三原市本郷町にある新高山城跡へ。毛利家内いちの切れ者、智謀の名将こと小早川隆景がこの新高山に築城し45年程暮らした城で、続日本名城100選に選ばれた三原市の観光名所です。この山は標高約200mで築城するにあたり山全体を要塞化し60以上の曲輪を配置していたそうです。切り立った崖は天然の要害…山頂(詰の丸)までは楽には登らせてくれないようですね。

新高山城入り口

ここが新高山城跡入り口ですがなかなかいい雰囲気をだしてますね…手入れがあまりされてないのかな?でもまぁ冒険心をくすぐるこの秘境感は嫌いじゃないんで。竹の杖を用意してくれている親切設定、山道が苦手な人でもこれで少しは楽に登れるかも、とは言え道中自然のままの道が多いので動きやすい服装で肌の露出は少な目でトレッキングシューズが安全かと思います。

鐘の段と番所跡

登り始めて最初にあるのが鐘の段と番所跡…当時の土塁が残っており、ここから大手道を警備していたそうな。

小早川家菩提寺 匡真寺

更に登ると匡真寺跡に到着。小早川家の菩提寺で結構大きな建物だったようですが、今はその建物の面影は無くなっていますが足元の瓦の欠片だけは当時のままを残しています(史跡に指定されてますので持ち帰りは禁止ですよ)。

この石碑に彫られている歌は毛利元就・隆元がこの城を訪れたときに詠まれたものだそうです。

隠しルート?を通って竪堀発見

山頂ルートから外れて北の丸からへ紫竹丸に向かう途中、意図的に作られた斜面の凸凹が目を引きます。山城でよく使用される竪堀というもので敵の行動を阻害させる細工の一つ、この起伏が邪魔で攻撃側は直進を強要され部隊を広く展開できなくなるといった感じですね。ちょと草が生い茂っていて分かりづらいんですがこの辺りの様に連続した竪堀を「連続空堀群」や「畝状竪堀」と呼ばれています。

しかしながらこの竪堀群は山頂ルートから外れていることから人が全くと言っていいほど通っておらず、草木が生い茂って少々危険な道となっています。↓の画像の様に道が無くなっている箇所もあり一人で行くのはあまりお勧めはできません。

山城の重要施設 釣井の段

本丸から少し下り釣井の段へ、6つの井戸とそれを囲む曲輪を配置かつては立派な石垣に囲まれていたようですが、その石垣は三原城築城の際に持ち出されたそうです。

↑当時の姿を残す石垣を発見!

↓枯れているのもあれば未だに水を貯えている石積みの井戸も。

山頂ルートへ戻って本丸跡

寄り道から戻ってきて再び山頂を目指し本丸跡。ここにあった石垣もその殆どが三原城築城の際持ち出されてしまって、今ある巨石は過去の石垣の一部を残すのみ。当時の本丸は4段からなる大きく堅固なものだったそうです。

本郷を一望できる新高山山頂 詰の丸

本丸より高い位置「詰の丸」と呼ばれる新高山山頂に到着。山頂からは本郷の町に沼田川、川を下っていくと瀬戸内海まで一望できるビューポイント。ここから見ると陸に川と交通の要所がしっかり押さえられる立地的には最適な場所だったんだなと認識させられますね。

山頂には多数の仏像彫刻が祀っており、廃城後も修験道の山として新高山は信仰の対象とされてたそうです。ちなみに隆景公には山伏姿の天狗との問答の伝奇物語があってなにかしら因縁でも?。

↓向かいに見えるのが「高山城跡」小早川家が代々守っていた山城で年代は不明。南北時代の文献に初めてその名前が確認されている古城でしたが、新高山城に拠点を移しその役割を終えることになりました。そしてこの新高山城も1596年三原城に拠点が移った際廃城となりました。


本郷のシンボル「新高山城」を満喫

片道約30分ほどの登山でしたが、道中散策しながらゆっくり登ればそれ程きつくないと思いますので、山城に興味がある方・体が鈍っているという方は是非一度、いや山は季節で表情が変わるので何度でも登ってその変化を感じてもらいたいなぁと思います。

山城散策ですが登山ですので山登りの服装は忘れずに無理をしない安全なトレッキングを楽しんでください。

2021年04月24日

桜の筆影山と竜王山

朝は少し肌寒いけど日中は暖かく丁度過ごしやすい季節になりましたね。桜も見頃で天気もいいとなると…こりゃ~出かけるしかないな( ー`дー´)キリッ ということで、今日は三原で桜の名所の一つ筆影山と竜王山に行ってきました。

↓筆影山標高311m山頂の展望公園には約2,000本の桜が咲く春の名所。展望デッキに上がり桜に囲まれた景色は御伽話に出てくるような世界。夜は更にライトアップもあって幻想感が加速!本当に桜花には不思議な魅力がありますよね…これって日本人特有?↑山頂からは三原の市街と瀬戸内海が一望できます。

次に向かったのが筆影山のお隣100mほど高い445mの竜王山。山頂からの景観は筆影山とならんで瀬戸内海随一の眺望とのこと。ここからしまなみ海道10の橋のうち7つがみえるそうで、天気も良ければ四国山地も望むことができるそうなんですが快晴の今日ならちゃんとみえるかな。

駐車場からほんのちょい歩いて山頂の公園に到着。ここも桜が満開🌸お昼も近かったんでベンチに座ってランチタイムの方々もちらほら。桜を愛でつつ瀬戸内海と島並眺めながらのランチは最高だろうなぁ…と桜にばっかり気を取られてたけど海を眺めてみると…多島美とはよく言ったもの、内海ならではの静かな海と島々。派手な美しさはないのですが眺めていると落ち着くそんな美しさがありますね…最近疲れているそんな方々如何です?この穏やかな風景が『肩の力を抜いてもっとのんびりしよう』と語りかけてくれて、心の疲れを癒してくれると思いますよ。

竜王山山頂へは国道185号線(須波)から竜王みはらしラインを使って車で気軽に行けますので、春だけでなく四季の移ろう瀬戸内海を是非見に行ってはいかがでしょうか。

竜王山山頂付近の能満寺、鐘を打ちたい衝動を我慢。あとここが三原でNHKの電波を初めて受信した記念の場所みたいですね。

2021年04月06日

紅葉の佛通寺

沼田川堤防の草叢から聴こえていた秋虫の音色も聴こえなくなり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきているこの時期は三原の名勝でもある佛通寺が紅葉の盛りの時期でもあります…と、いうことで佛通寺へ紅葉を観賞しに行ってきました。

この時期は特別拝観を行っており普段は入れない所を見学させてもらえます(拝観料300円)が建物の隅から隅までということではないみたいなので少し残念でしたが、仏殿へ入れるのはこの時期だけ!

長い石段を上って多宝塔から見た境内、ぐぬぬ…木に隠れて仏殿が見えないぞ(;´Д`)

一通り見終えてちょっと茶屋へ、歩き回ってはいたけどやっぱりこの辺は寒いですね~アツアツ甘酒に生姜を少々加えて体を温めつつ参道を眺めていたんですが、まだ10時頃という時間帯でも結構な観光客が来てて一番近い駐車場も満車状態、早い時間にきててよかったなぁと(ここ以外の駐車場はちょっと歩かなきゃいけないよ)

今年は7日から29日まで夜間のライトアップを行っているので一味違う紅葉の佛通寺を見に行ってはいかがでしょうか。来年の紅葉は夜の佛通寺を見てみようかな。

2020年11月16日

休憩時間に平和公園

今日は仕事関係の講習会で広島市へ出張。講習会場は平和公園に隣接している建物で、ここだけの話観光気分も僅かながら?あったり。しかしながら広島県に引っ越してきて6年たちますが平和公園に行ったことが無かったので丁度いい機会でした(もちろん一番の目的は講習会ですよ…いやほんとに)

午前中の講習が終わって昼休憩、急いで昼食を済ませて平和公園を散策。75年前ここで起こったことを書き出すと長くなるので省いちゃいますが、とても落ち着いた空間が広がっていて…なんでしょうね世界からの鎮魂の祈りのおかげでしょうか、あの惨劇の跡地のも思えない癒しを感じられました。

原爆ドームも当時のダメージの上に老朽化と補修補強工事中。歴史を語る貴重な建物としてできうる限り永く存在してもらって、間違っても再び戦火でこの建物が無くならないように歴史遺物共々平和を守っていきたいものです。今日は残念ながら時間が限られていて資料館までは廻れませんでしたが、今度ゆっくり見学に訪れたいと思います。

2020年10月16日

涼を求めて滝めぐり

瀑雪の滝から広島空港方面へ向かって15分ほど中央公園が目的地。平日だったため人も疎ら、ここは運動公園でもあってサイクリングで汗を流す人が多いみたいです。レンタルサイクルもあるんですが今回は目的は滝です!舗装された道には用はないぜ!( ー`дー´)キリッ

と山道へ入っていったんですが獣道ですな…靴は選んできた方がいいですよ、滑りやすいとか飛び石で渡る箇所もあったり秘境へ行く感じがしてオラわくわくすっぞ!

山道(獣道)を歩くこと約10分、近くに聴こえる滝の音に歩みを早めたいところなんですが、足場が悪く滑りやすいので慎重に一歩一歩。

…そして無事滝に到着!さすが大河OP映像で使われただけあって素晴らしい美しさと迫力!ひんやりとした空気が辺りに漂っており道中で掻いた汗が瞬時に引いた感じとても心地いい空気でした。静かな森の中にある轟音じっと佇む木々激しく流れ落ちる水、相反する物が一つの空間で調和して一つの芸術を作り上げているこれがまた自然だからこそより一層の美しさと感動を見た人に与えるんですよね。

さて…滝を十分に堪能した後は来た道を帰るんですが今度は登りなんですよねぇ…折角汗が引いたのに再び汗だくに(;´Д`)↓道中こんなん見つけたんですけど食べないようにね。

2020年07月25日

暑い夏には涼を求め

梅雨に入り蒸し暑い日々が続きます。このご時世冷房の効いたショッピングモール等々屋内で人がたくさん集まるところで長居はできませんよねぇ…それなら屋外で人が少ないところへ行こう、と思いついたのが滝!?、緑に囲まれ清流は付近の空気も冷やしてくれて天然のクーラーきっと涼しいはず。ということで、まずは三原市本郷船木にある瀑雪の滝に行ってきました。

この近辺は災害時大きな被害を受けてここまで来ることはできなかったんですよね…滝の方もきっと被害をうけているはず…と心配しながら到着。駐車場からすぐそこみたいですね、所々に倒木などがありここもひどかったんだろうなぁと思いながら先に進んでいくと案内にあった橋は流されて仮設の橋で滝の近くまで行けるようになっていました。

滝に到着!離れていても飛沫が飛んできて冷たく澄んだ空気も気持ちいい、-イオンたっぷりッてやつで、幅4㍍落差30㍍小早川家を訪れた毛利元就もここに立ち寄り涼をとったそうです。滝壺すぐそこまでいけるので写真を撮ろうと近づくのですがカメラも眼鏡もレンズが水飛沫でべとべとですよ…近くまでは行けますが岩が滑りやすいので気を付けてくださいね、まぁ壺に落ちても浅いんで水浴びと滝行程度で済みますが(;´Д`A ```

次の目的地は大河ドラマ『毛利元就』のOP映像に使われた女王の滝へ。

2020年06月23日

新年開幕の山登り

新年あけましておめでとうございます。新たな年の幕開けそして平成最後のお正月ですね、皆様はどのようなお正月を迎えられましたか?家でのんびり?ワイハでバカンス?私は恒例にしつつある黒滝山の元旦登拝です、黒滝山から望む初日の出を拝むために30分ほどの登山です。

日の出前には黒滝山登山道の整備等々を行っている団体さんと地元の方々主催のイベントをおこなっており、まず開幕今年厄年に当たる若者たちが酒樽を担いで登場、この酒樽この人たちが下から担いでここまで登ってきたそうですよ…普通に登るだけでもしんどいのに(-_-;)

いざ鏡開き!このお酒は振る舞い酒で飲み放題ですが私は車で来てるのでぜんざいで温まる事にしましょう他にもコーヒーなど暖かい飲み物が振舞われております。竹原のローカルテレビでしょうかレポーターとカメラが来ておりました。温かい飲み物で温まりつつ縁起物の獅子舞の見物前足と後ろ足の息の合った動きお見事。

獅子舞も終盤になれば辺りも明るくなってきており日の出が近くなってきました。

平成最後のそして新たな時代となる御来光、黒滝山から望む海と島と太陽がとても素晴らしい絵になってました、日の出とともに皆で「バンザーイ!バンザーイ!」と新年の到来を祝いつつ今年が平穏な一年であることを願いお節料理とお雑煮の待つ家へと戻るのでした。

こんなところにも去年の豪雨災害の爪痕が…ここには古いお寺があったはずなんですが、土砂崩れでお寺もお墓も滅茶苦茶になってしまってました地方の復興はまだまだなんですね…。

2019年01月08日

呉でリフレッシュ

今日はお盆休みそして終戦記念日ということもあって呉へいってまいりました。先の豪雨災害によって呉も甚大な被害を被っており微力ながら地域の復興のお手伝いと思い観光へ(ボランティア活動までは流石に…)趣味の艦船をまじか見ることができるので何度来ても飽きないんですよね。

まずは大和ミュージアムへ、施設前には長門型戦艦陸奥の410ミリ主砲がお出迎え主舵等々もありその大きさに圧倒されます。残念ながら施設内の特別な展示物は撮影不可なので1/10の大和の模型と本物の零戦の写真のみです。この時代の歴史には興味があるので展示物や解説資料等見てたら一日居ても飽きないんですよこれがまた。

大和ミュージアムを堪能した後は今日のメインの艦艇巡り!

フェリーターミナル内で受付を済ませていざ艦艇巡り、まず見えてくるのが戦艦大和を建造したドッグ跡今は倉庫となっているそうなんです、周りには民間の建造ドッグがあって建造中の大型タンカーがずらりと並んでおり下から見上げる船首の大きさには圧倒されます。

民間のドッグを抜けるといよいよ海上自衛隊呉基地です。まず出迎えてくれたのがむらさめ型護衛艦6番艦『さみだれ』全長が約150mほどですが数字以上の大きさを感じますね、太平洋戦争時は軽巡洋艦がこれぐらいのサイズだからもっと大きな艦船がこの呉鎮守府にはもっとたくさん停泊していたんですねぇ…この目でその勇壮な景色を見たかったなとも思ったり。潜水艦も何隻も泊まっていてましたが真っ黒なあの姿は性能も相まってなんとも不気味な迫力がありましたね。あ、ちなみに後舵装置が+型がおやしお型で×型がそうりゅう型ね。

海上自衛隊最新最大の艦

本日一番の目的がみえてきました!2017年3月に就役したいずも型護衛艦二番艦『かが』です先の大戦時の航空母艦加賀から名前を引き継いだヘリコプター搭載護衛艦です。間違えないでね護衛艦ですからね!全長248mで先代加賀と同じぐらいの長さで深さ約23mさすがの大きさです、確かに空母と間違えられても仕方ないような…それはさておきこの艦9月から南シナ海・インド洋に派遣されるので2,3か月見られなくなるんですが、自由で開かれた海を守るため頑張っていただきたいものです。あとお気づきになった方はいるかな?この日は終戦記念日だったため各艦艇は半旗を掲げています。

趣味全開になってしまいましたが呉への道中たくさんの箇所で土砂崩れの痕跡があり道路わきにも倒木などが散乱しておりまだまだこれからなんだな…と被害の大きさを改めて感じさせられました。私の住んでる三原の本郷方面もですが好きな呉に早く元の姿に戻ってほしい、なら観光という形で呉を応援しようと今回訪れた次第ですが思った以上に呉を訪れている人達が多くてこの街はすぐに元気になると実感できました。今度は艦船の一般公開に合わせて訪れたいですね。

2018年08月17日

ブログ始めました

株式会社三原美装社のホームページを新たに作りました。

それに伴い サイト管理人のブログコーナーも出来ましたのでお楽しみにしていただければと思っています。

2016年10月01日