御調八幡宮のホタル観賞
梅雨の晴れ間を狙って今回は三原市八幡町にある御調八幡宮を訪れました。
この時期ここではホタルが創り出す幻想的な風景を観察しようとやってくる人も多く、私も久しぶりにホタルを観賞しようとやってまいりました。
まだ明るいうちに御調八幡宮を散策。駐車場からすぐに朱色の清明橋がみえますが木々が生い茂って殆ど隠れてしまっていますね…まぁ草木が元気な時期ですし仕方ないですね。
神社で飼っている猫さん。茂みから出てきたときはちょっとびっくりしました(;'∀')
階段を上っていくと見えてくる威容を誇る楼門。近くで見るとさすが1200年以上の歴史のある神社だけに立派な門構えと圧倒されますね。
ここ御調八幡宮は日本史上の大事件でもある「宇佐八幡宮神託事件」に少しだけ関りがある神社。
奈良時代の天皇即位を企てた僧・弓削道鏡を阻止した和気清麻呂の姉、和気弘虫姫が宇佐八幡宮の祭神を神護景雲3(769)年に勧請し清麻呂の雪冤を願ったことを創祀といわれております。
森に囲まれひっそりと佇む社、豊臣秀吉が三原を訪れた際ここに立ち寄り参拝したとのこと。その時、桜を手植えしたそうなんですが、今では残念なことに枯れてしまい切り株を残すのみとなっているそうですが…知ってはいたんですが境内のどこにあるかわかりませんでした…Orz
境内に聳え立つご神木。
近くから見上げる御神木、真直ぐ高く伸びる姿に神々しさを感じます。
写真には撮ってないんですが玉が埋まっているような形のコブがあって、何だかご利益がありそうなんで賽銭を納めて軽く触れさせて頂きました。
※神木に近づく時は足元に注意して根を踏まないように、触る時は樹皮を傷つけないようにしましょうね。
風情を感じさせる参道、苔むした石灯籠がいい味出してます。
広島県の天然記念物に指定されている希少な椎の天然木からなる社叢。
中は椎の木が生い茂っており薄暗く足元も落ち葉や枝で歩きにくいので注意。
八幡宮横を流れる川上流の小さなダム。(゜o゜)な感じで愛嬌がありますね。
御調八幡宮は、やはた川自然公園内にあって春は桜に秋は紅葉の美しい姿を見ることが出来ます。
三原では紅葉といえば佛通寺ですが、ここも負けず劣らぬ紅葉の観賞スポットです。
森林公園や境内を散策しながら時間をつぶし20時ごろになると辺りは真っ暗になり、そろそろホタルが飛び交う時間帯なんですが…数が少なく疎ら…どうやらピークは去ってしまっていたようで、丁度犬の散歩をしていた宮司さんにお話をきいたところ、先週ぐらいがピークで例年より早かったとのことで今回は非常に残念な結果となりましたが、来年はホタルが乱舞する光景を見させてもらいます。
↓かろうじて収めることが出来た蛍の光跡